ネーション系のタイ語速報によると、プレー県ワンチン郡内在住のピヤ・ローローム君またの名をトツカ・カツヤ君(12)がタイ人の母親が不法滞在で日本から強制送還処分を受けた事により離ればなれになっている日本人の父親に会いたいと訴えているという。
少年の母親(44)によると、1992年に日本の飲食店で働き始め、2年後の1994年に当時35歳だった食品関連工場従業員の男性と知り合い一緒に暮らすようになり1998年にビヤ君を産んだが、ビヤ君が5歳の時に日本の当局から不法滞在で逮捕され5ヶ月間服役した後にビヤ君と共にタイに強制送還されたという。
服役中に週に一回のペースで面会に来ていた男性は、強制送還される母親を見送りに空港に来た際に2万円の現金を母親に手渡すと共に母子共に日本に戻ってこれるよう日本の当局に掛け合う事を約束していたが、帰国後暫くは電話でコンタクトを取ることができた男性は、約1年後には音信不通になっていたという。
ワンチン郡内では就業機会が限られ、ビヤ君の為に十分な教育費用を捻出する事ができない状況にあると語る母親によると、男性がビヤ君の将来の為に良い教育を受ける機会を与えてくれるだけで満足で、財産や男性との正式な婚姻を望む考えは無いという。
また、母親によると、現在ビヤ君の養育の為にプーケット県内で働いており、また男性の写真は日本の当局に押収された為現在手元には無いという。
ビヤ君が通う学校の教師によると、これまでの調べで茨城県稲敷郡内を出生地とする出生届が在東京タイ大使館に提出されているのが確認されているという。
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