タクシン元首相は13日、CNNと行われた電話インタビューの中で、現在タイ国内で発生している争乱は、問題があるタイの民主主義と3年間に渡る法律の二重基準運用に対する国民の不満が爆発したものであると指摘した。民主主義を要求する者に対して政府が非民主的な手段で応えているのが現在の状況なのだという。
また、自らが不正に手を染めたと指摘されているタクシン元首相の口から民主主義という言葉が語られる事を国民が受け入れるのかとの突っ込んだ問いに対しては、不正に手を染めたのは事実ではない。クーデターで実権を奪われ、二重基準制度下で権力によるハラスメントを受けているのが自分であると語った。
更に、今後の目論見について聞かれたタクシン元首相は質問に対して、暴力が暴力を生む、戦争で平穏を勝ち取ったことはない、全てが共に平和的手段を基本に置くべきだ。国民は武器を所持できない。銃弾を受けた国民の遺体を大急ぎで隠すのが政府であると語った。
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