アピシット首相は9日夜放映された特別放送の中で、反独裁民主主義同盟による辞任要求は民主主義的では無いとして辞任する考えが無い事、また、政治的な見解の相違によりもたらされた危機的状況下で議会を解散しても情勢を過激化させる事はあっても民主主義に結びつくことは無いとして議会を解散する考えが無い事を再確認した。
更に、アピシット首相は、法に則った政治的要求活動は容認するが、現在の同盟の活動は居残ったデモ隊に対して違法行動を奨励する民主主義と反した誰からも支持を得られない状態にまで至っていると指摘すると共に、彼らの目的は尋常では無い状況を作り出し争乱寸前の状況にまで持って行く事であると指摘した上で、可及的速やかに情勢を正常化させる為に大多数の国民に影響を与えない手段で厳格な法の執行に乗り出す方針である事を明らかにした。
また、アピシット首相は、同盟による道路封鎖による交通障害を緩和すると共に違法行為を犯している集団に対応する当局関係者の職務遂行に便宜を図るために10日を休日にした事を明らか官公庁の休日にする方針である事を確認している。
タイの地元新聞を読む