タクシン元首相は9日夜、ビデオリンクを利用して行われた演説の中で、政府側が過激な手段を講じて反独裁民主主義同盟のデモ隊の排除に乗り出した場合は、自ら車列を率いて地方からバンコクに入域して反撃すると語った。
また、タクシン元首相は、現在行われている同盟の活動は未来の為に行われているとした上で、戦勝記念塔周辺を初めとする路上の封鎖により迷惑を被っているドライバーに対して、不便をかけている事を謝罪すると共に、民主主義の達成には不便はつきものであるが、これまでの活動により遅からず民主主義が達成されると訴えた。
その際、タクシン元首相は、戦勝記念塔周辺の路上の封鎖が、タクシー運転手の有志により法律違反である事を承知の上で同盟が関知せずに行われていた事を確認したが、これに先だって同盟幹部側が、幹部の一人であるチンナワット・ハーブンナーク氏が主導して行われていた事を確認していた。
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