アピシット首相は6日夜放映された特別放送の中で、反独裁民主主義同盟が8日に計画している大規模集会を契機とした市街戦、市民暴動の発生を阻止する為に必要な態勢を既に整えた事を明らかにした上で、特別法による対策に乗り出す方針が無い事を再確認した。
発言の中でアピシット首相は、依然国内にわだかまっている政治的な見解の対立問題に対して、国家を傷つけず、国家の発展に期する為に法に則った国民の言論・表現の自由を尊重すると共に衝突の回避に向け慎重な対応をとってきたとした上で、8日の激化が予想される大規模集会に関しても平穏な手段を旨に対応に当たる方針である事を確認した。
しかし、アピシット首相は、政治体制の変化を望む声に耳を傾ける用意はあるが、王室、国家の大物を政治的対立に巻き込む動きだけは容認できないとした上で、政治体制や王室、一般市民の日常生活に影響を与えるような活動に対しては法に則り厳格に対処していく方針であるとした。
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