タクシン元首相は31日、ビデオリンクを使用した演説の中で総選挙の結果を認めず王宮を取り巻く人物やクーデターを実行した軍に支えられた民主党こそが現在の国内混乱の元凶であると指摘した上で、あらためてアピシット首相に対して自らが大多数の支持の上にたった首相では無いことを認め早急に議会を解散し民意を問うべきであると指摘した。
更にタクシン元首相はパランタム党時代から接点があったガシット外務大臣という頭がいかれた人物と共にしているアピシット首相は不幸であると皮肉った。同元首相によると、ガシット氏が自分の配下だった時代も最悪の人物だったのだという。
また、ガシット外務大臣が、過去にタクシン元首相から100万バーツ弱の現金を受け取った事があるが全て津波被災者の為に寄付したと語った上で、返して欲しいのであれば元首相の行き先で頭を揃えて全額返却する用意があると語っていた事に関しては、寄付したなんて話は一度も聞いた事が無いとした上で、もうこれ以上ガシット氏とは関わりあいたくなく、また興味も無いと語った。
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