25日夕方過ぎ、ナラーティワート県ランゲ郡内の丘陵地で36歳と21歳の住民男性2人が殺害され、内1人の首が切断されるという事件が発生した。切断された首は胴体から約30メートル(報道により1メートル)離れた場所に放置されていた。
2人は近隣住民等と共に狩猟を終え帰宅の途についたところで路上脇に潜んでいた人数不明の一味に銃撃されたものと見られる。尚、当時一緒にいた近隣住民6人は難を逃れている。
死亡した2人の内21歳の男性の父親は村長で、36歳の男性は政府の雇用促進政策により王室プロジェクト関連の下働きをしていた。
同県シーサコン郡内では25日18:30頃、バイクに乗った2人組が雑貨店内に向け銃を乱射し、家主の警察官が死亡し父親と警察官の妻が重傷を負った。
また、同県県都内では25日朝、バイク2台に分乗した4人組が、軍の臨時駐留拠点となっている保健所に隣接した仏教徒の住民が経営する美容室に向け2発のM67を投げこんだが、幸い人的な被害は無かった。投げ込まれた2発のM67の内1発は不発だった。
ヤッラー県グロンピナン郡内では24日20:00過ぎ、人数不明の一味が雑貨店内に向け銃を乱射し、24歳の男性が死亡し、9歳の男児1人及び23歳と28歳の女性が重傷を負った。被害者は全員イスラム教徒だった。
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