アピシット首相の個人スポークスマンのテープタイ・セーンポン氏は20日、タクシン元首相に対して情勢煽動の為に裏で糸を引く行為を即座に止めるよう呼びかけた。
この発言は、同日朝、プゥア・タイ党のチャオワリン・ラッタサックシリ警察中尉が、同日9:30発の便で香港に向かい、既に香港に滞在中の党員等と合流し タクシン元首相と面会
する予定になっている事を明らかにすると共に、今回の面会があくまで来る不信任決議案審議に向けた協議を行う為のもので、反独裁民主主義同盟が24日に計画している首相官邸の包囲や新党首の選出に向けた話し合いが行われる予定が無い事を明らかにした事を受けたもので、テープタイ氏側は、今回の議員の香港行きは同盟が計画している首相官邸包囲に関係した指示をタクシン元首相から仰ぐためのものであると指摘した。
尚、プゥア・タイ党のプロームポン報道官は、タクシン元首相から提供された首相官邸包囲行動関連の資金を訪問した議員等が小口に分けてタイ国内に持ち込む計画があるとの指摘を否定している。
一部報道によると、今回の香港行きにはチャオワリン警察中尉の他にチャルゥム・ユーバムルン警察大尉やタクシン元首相絡みの風説を度々流布してきたプラチャー・プラソップディー氏、同元首相の実妹のヤオワパー・ウォンサワット女史等も参加しているという。
一方、チャオワリン警察中尉は、依然身の危険に晒されるおそれがあるタクシン元首相がこれまでニカラグア国内に潜伏していた事を明らかにした。
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