カーオソット紙(オンライン)は12日、第一次アピシット内閣内に3人の閣僚が5%を超える民間企業の株式を所有していると報じた。
これは、同日公表された各内閣の資産報告書により明るみになったもので、カーオソット紙によると、ヂャルゥン・ポーカパン系のウィーラチャイ首相府大臣、ピーラパン法務大臣及びプルゥティチャイ副財務大臣がこれに該当するという。
尚、ピーラパン法務大臣に関しては、資産報告書に既に信託会社に移転済みとの記載があるという。
憲法269条は、首相及び閣僚、その配偶者が民間企業の総発行株式の5%を超える株式を所有する事を禁じると共に、当該職位に就任時点で5%以上の株式を所有していた場合は、国家汚職防止取締委員会委員長に対して30日以内に報告すると共に、その所有分を信託会社に移転する事を義務づけているが、サマック政権時代にこの条項に抵触し憲法裁判所の判決により公共保健大臣を解任されたチャイヤー・サソムサップ氏が、その後行われた内閣改造で通常の内閣指名手続きにより商務大臣として閣内復帰するという前例が作られていた。
12日に国家汚職防止取締委員会が公表した各閣僚の資産報告書によると、ゴーン財務大臣が807,675,480.81バーツと資産額でトップに立つ一方で、ティーラ農業・協同組合大臣が5,521,142.35バーツで再下位につける結果になっている。
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