29日朝、ヤッラー県県都内の路上で、通学路の警戒作業中だった軍関係車両を狙った爆発が発生し、初期報道段階で両足を吹き飛ばされる重傷を負った1人を含む4人の軍関係者が負傷を負った。
県都内では26日午前、強制家宅作業中の当局側と屋内に潜伏していた人数不明の一味との間で銃撃戦が発生し、この銃撃戦によりイスラム教徒の男(25)が死亡し、3人の身柄が確保された。
同県ラーマン郡内では28日6:30頃、托鉢僧を狙った爆発が発生し、警護作業にあたっていた軍関係者1人が負傷を負った。
ナラーティワート県ランゲ郡内では28日午後、分離主義組織側が破壊活動に向けた謀議や爆発物の保管に使用されている家屋があるとの情報に基づき強制家宅捜索に乗りだした当局側と、屋内に潜伏していた3人組との間で約5分間に渡る銃撃戦が発生し、その際に負傷を負った30歳のイスラム教徒の男の身柄が確保された。更に、銃撃戦後逃走していた残りの2人と、行方を負っていた当局側との間で再度銃撃戦が発生し、この銃撃戦で分離主義組織RKKの地域実行部隊幹部と見られる男が死亡したが、残りの1人は逃走した。
同県バーヂョ都内では27日夕方過ぎ、バイクで路上を走行中だった39歳のイスラム教徒の男性が、バイクに乗った2人組に銃撃され死亡した。男性は、自警組織に所属していた。
また、同県ヂョアイローン郡内では27日夕方、人数不明の一味が軍の臨時駐留地に向け銃を乱射し、軍関係者1人が死亡した。
更に、同県ヂャネ郡内では25日15:00過ぎ、小型トラックに乗った人数不明の一味が、交差点に設置されていた国境警備警察隊の検問所に向け銃を乱射すると共に応戦した国境警備警察官との間で銃撃戦を展開し、この銃乱射及び銃撃戦により国境警備警察官3人が負傷を負い、一味側2人が死亡した。死亡した2人の内の1人は女装をしていたという。
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