マティチョン紙やタイPBSの報道によると、アメリカのフロリダ州やテキサス州等を生息地とするタイ語でメーンムム・メーマーイ・ナムターンと呼ばれる毒蜘蛛"ハイイロゴケグモ(Brown Widow Spider)"のタイ国内での繁殖が確認されており、既にチャオプラヤー川流域やメークローン川の河口域、タイ湾上部域の人が住む地区で営巣している可能性が極めて高いという。
ガセーッサート大学農学部研究員のプラシット・ウォンパロム氏によると、既にバンコク隣県のサムットソンクラーム県アムパワー郡内で人がハイイロゴケグモに噛まれたとの情報が寄せられているが、まだ実地で確認していない為症状に関しては不明だという。
プラシット氏によると、ハイイロゴケグモはクロイロゴケグモの2倍、コブラの3倍の毒を持つとされ、また噛みつかれると血液系統や免疫系統等に一時的に症状が現れるが、噛みついた際に人体にもたらされる毒の量はクロイロゴケグモやコブラに比べ微々たるものだという。
* Wikipedliaの解説(英語)
http://en.wikipedia.org/wiki/Latrodectus_geometricusタイの地元新聞を読む