政府広報局直系のNBT(旧ch11)のスリヨン報道局長(兼理事長代行)は19日午前、親タクシン派番組「今日の真相」の放映中止と政治とは無関係であることを明らかにした。
これは、同日朝タクシー運転手団体を主催する反独裁民主主義同盟幹部のチンナワット・ハーブンパート氏を中心とした約50人のデモ隊がNBT前に集まり、番組の放映中止の理由を明確にするよう要求した事に答えたもので、スリヨン報道局長は、他のより公共性が高い重要な番組の放映に時間を割くために12月31日付けで番組の放映中止を決めたが、この方針は既にソムチャーイ政権時代に決められていたことで、民主党やネーウィン会派、タクシン元首相は一切この決定に関与していないと語った。
尚、仮に今日の真相側が放映の継続を希望した場合は、別途経営会議側の判断を仰ぐ事になるという。
今日の真相は、行政裁判所による仮処分により民主主義市民連合の集会を生中継しているASTVに対して措置を講じる事が出来ない事に手を焼いたサマック元首相が、対抗手段として放映が開始された政府翼賛、反政府派、野党攻撃を目的とした番組で、先に番組のメインホストであるウィーラ・ムシカポン氏が今年いっぱいでNBTでの番組放映を終了させ、別のメディアで放映を継続させる方針を明らかにしていた。
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