反独裁民主主義同盟旧幹部で親タクシン派番組「今日の真相」のホストの1人であるプゥア・タイ党のナタウット・サイグゥア氏は16日、仮に新政府や治安当局側がダブルスタンダートをもって同盟側に対処した場合は、速攻で同盟のデモ隊が大規模な行動を開始すると宣言した。
しかし、自らが参画していたタイ・ラック・タイ党からパラン・プラチャーチョン党に至る政権が反政府派や身内以外に対してとり続けていたダブルスタンダードに対する釈明は一切聞かれなかった。
一方、今日の真相のメインホストであるウィーラ・ムシカポン氏は、下院議会第一党を頭ごなしにして政権樹立に向け動いただけでなく、議会以外の勢力からの助力を得て首相についた民主党のアピシット党首に首相就任資格は無いと指弾した上で、同党首に対して選択徴兵に応じていない疑惑に対する回答及び国家安全保障評議会関係者の閣入りの有無に関する回答を要求した。
また、ウィーラ氏は、同盟側には施政方針演説国会の開会を妨害する為に国会ビルや公共施設の封鎖に乗り出す考えが無いとしたが、新政府に反対する各地の赤服軍団による国会ビル前での抗議行動までは妨げる事は出来ないと発言した。
民主党所属の議員が幹部として参画していた民主主義市民連合と民主党との関係の追求により新政府に揺さぶりをかけようとしているプゥア・タイ党を後方支援する為に、敢えてプゥア・タイ党所属の議員が参画している同盟と実際に現場で動いている各地の赤服軍団とは無関係であるとの立場を強調したものと見られる。
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