民主党のステープ幹事長は16日、元陸軍司令官のプラウィット・ウォンスワン大将を防衛大臣に据えるとの報道を否定すると共に安全保障関連ポストに元国家安全保障評議会メンバーを閣僚に据える可能性に関しても否定した。
ステープ氏によると、そもそも民主党と先のクーデター実行勢力である国家安全保障評議会とは一切関係が無く、また人的な交流も無いのだという。
ソムチャーイ政権時代末期に解任されたパチャラワート国家警察本部長の実兄としても知られているプラウィット大将の側近も民主党側から防衛大臣の就任要請がきていない事を確認している。
また、ステープ氏は首相就任予定のアピシット党首が各階層の代表で構成された経済政策委員会の委員長を兼任する為、同党首が教育大臣等の他のポストを兼任する可能性が無くなった事を明らかにすると共に、内務大臣に就くと見られている自らに関しては、連立政党側に機会を与える為に敢えて犠牲になると語り閣入りする考えが無いことを明らかにした。
一方、ネーウィン会派側が5つの閣僚ポストを要求すると見られている事に関しては、まだ協議が行われていないとして確認を避けた。
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