先のバンコク知事選出選挙で3位につけたチューウィット・ガモンウィシット氏は29日、これまで2回出馬し何れもバンコクの有権者からの信頼を勝ち取る事ができなかったとして、来年1月11日に行われるバンコク知事選出選挙への出馬を断念する考えであることを明らかにした。
発言の中でチューウィット氏は、先の選挙でアピラック前知事が絡む消防車・消火船調達計画汚職疑惑の告発に対して有権者が聞く耳を持ってくれなかった状況の中で再度出馬をしても有権者の票は期待できないと語り、出馬を断念し"普通の"市民に戻る決心をしたとした上で、仮に民主党候補のスクムポン・ボリパット氏やパラン・プラチャーチョン党の候補の何れかに良い働きをする見込みがあれば支援する用意はあると語った。
チューウィット氏によると、近日中に「国家が破壊状況にある中で勝ってどんなメリットがある。あえて敗者を選んだ方が良い。」と記したポスターをバンコク全域に掲示する予定だという。
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