タクシン元首相の年上の従兄弟でもあるチャイヤシット・チンナワット大将は21日、政界に進出する意向を表明すると共に、昨日スチャート財務大臣が党首の辞任を表明していたパラン・プラチャーチョン党の代理政党であるプゥア・タイ党の党首に就任する用意がある事を明らかにした。
チャイヤシット大将は、タクシン政権時代に異例の早さで陸軍司令官に昇進した、タクシン政権のネポティズム体質を象徴する人物として知られ、その後南部対策を始め大きな成果を上げることなく先のクーデターを首謀したソンティ・ブンヤラガリン大将に陸軍司令官職を明け渡し国軍司令官に飾り立てられていた。
発言の中でチャイヤシット大将は、タクシン元首相の忠実な配下であるヨンユット・ティヤパイラット氏から政界進出を勧められていた事を認めた上で、親族が逆境下に晒され、更に民主主義が脅かされている状況に鑑み敢えて政界への進出を決断したと語った。
また、同大将は、ヨンユット氏からのプゥア・タイ党党首就任要請に対して受諾する用意がある旨伝えた事を明らかにした。
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