陸軍の情報筋は、20日未明に民主主義市民連合が集会活動を展開している首相官邸内に爆発物が撃ち込まれ集会参加者1人が死亡し20人以上が負傷を負った事件に、かねてから同連合を狙った武力攻撃があると脅迫していた有名な将校の部下が関与している疑いがあることを明らかにしているという。
情報筋によると、爆破に先立ってセントラル・ラートプラーオ店内にある喫茶店内で行われた髪を短く刈り上げた屈強な男10人以上を交えた謀議の席上で陸曹クラスの部下2人が実行グループの指揮者に据えられ、また、使用された爆発物の確保にはトーン・ロー通り沿いの有名パブでガードマンをやっている大尉クラスの男が関与していたという。
また、指揮者に任じられた2人の陸曹クラスの男の内の1人は、首相官邸に近く、また国会ビルの移転先となっているギヤックガーイの陸軍部隊に所属する有名将校の運転手だという。
情報筋によると、爆破発生前に既にこの情報を上長に伝えてあったという。
因みに、19日のガラヤーニ王女の葬儀期間が終了した後にRPG等を使用した武力攻撃に連合が晒される事になると指摘していたカッティヤ・サワディポン少将の居所はギヤックガーイ内にある。
* 20日付けのバンコクポスト紙によると、カッティヤ少将の娘さんは民主主義市民連合の支持者だそうです。詳細は下のリンク先で。
タイの地元新聞を読む