18日昼前、パッターニー県マーヨー郡内の路上脇にあるゴム精錬所内で、バイク2台に分乗して現れた4人組(報道により人数不明の一味)が何れも58歳(報道により54歳)のゴム仲買業の男性2人を射殺した上で、内1人の右腕を切断し持ち去るという事件が発生した。尚、報道により2人はゴムの運搬を請け負った運転手と助手だったとするものもある。
犯行現場に「無実の母子が襲撃された事件絡みの犯行」と書かれた紙切れが置かれていたことから、同日朝同郡内で発生したバイクの2人乗りで路上を走行中だった44歳と28歳のイスラム教徒の母子が何者かに銃撃され分離主義組織に関係していたと見られる息子が死亡し母親が重傷を負うという事件が当局側の犯行であると考えた組織側が報復の為に引き起こした犯行との見方がされている。
また、マヨー郡内では17日昼前、郡の自警組織に所属する44歳のイスラム教徒の男性がバイクで路上を走行中に何者かに銃撃され死亡した。
同県ガポー郡内では17日夕方、教師の警護作業にあたっていた警察関係者と人数不明との間で銃撃戦が発生し、警察官1人が重傷を負った。
ヤッラー県ラーマン郡内では18日15:00過ぎ、教師の警護作業にあたっていた警察関係者と2-3人と見られる一味との間で銃撃戦が発生したが、幸い警察側に人的な被害は無かった。
同県県都内中心部では18日朝、54歳と45歳の夫婦が市場内で16歳から17歳と見られる2人組に銃撃され重傷を負った。夫は陸軍の一等曹長で市場内で商う夫人の手伝いをしている最中だった。
また、同県バンナンサター郡内では18日朝、路上脇に潜んでいた人数不明の一味が同県ベートン郡の郡長を乗せた車に向け銃を乱射したが、幸い銃弾が外れ郡長は難を逃れた。
ナラーティワート県ランゲ郡内では17日夜半、バイクで路上を走行中だったイスラム教徒の男性(25)が、バイクに乗った2人組に銃撃され死亡した。
同郡内では17昼過ぎ、小型トラックに乗った人数不明の一味が自宅前にいた26歳のイスラム教徒の男性に向け銃を乱射し、男性が重傷を負い、近所に住む73歳のイスラム教徒の女性が流れ弾に当たり死亡するという事件が発生していた。
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