民主党のゴーン・ヂャティグワニット氏は11日夜、同日国家汚職防止取締委員会が職務遂行義務違反と認定し送検する方針を決定したバンコク知事のアピラック・ゴーサヨーティン氏が知事の職務を一時休止する事になった事を明らかにした。
尚、アピラック氏側は、12日に行われる民主党幹部との協議を終えた後に今後の身の振り方を明らかにするる方針を明らかにしている。
ゴーン氏の発言は、アピラック氏がバンコク知事第一期目の時代にサマック前首相がバンコク知事だった時代に決定された利益誘導疑惑が指摘されていた68億バーツにのぼる消防車・消火艇の調達計画を実行するのに必要な信用開設状にサインをした事が職務遂行義務違反に問われ、同日国家汚職防止取締委員会が9人の委員全会一致で職務遂行義務違反と認定し、最高裁判所政治家刑事部に起訴する為に送検する方針を受けたもので、同委員会側はアピラック氏の他にサマック前首相、当時内務大臣だったポーキン・パラクン氏、同内務副大臣のプラチャー・マーリーノン氏等計11人の不正行為を認定し送検する方針を決定している。
尚、ゴーン氏によると、アピラック氏が知事を辞任する可能性に関しては12日に行われる党内協議次第であるという。
一方、二回に渡ってアピラック氏と知事の座を争ったチューウィット・ガモンウィシット氏は、先の知事選でアピラック氏を擁立した民主党側の責任を問うために葬祭用の花輪を持って12日に民主党を訪問する考えであることを明らかにした。
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