チェンマイ県の親政府派団体は4日、タイPBSの放送局長のテープチャイ・ヨーン氏に対して、向こう2日以内に同県内の政治家が親政府派イベントの参加者を金銭で動員したとする報道に対して公式に謝罪をするよう要求した。
テープチャイ氏による謝罪放送を受け入れ一端はタイPBSのチェンマイ支局の占拠行動を解除した団体側は、僅か7分間だけの謝罪放送だけでは満足できないとした上で、期限までに公式な謝罪が無かった場合は民事及び刑事裁判所に名誉毀損で提訴すると共に再度支局の占拠を行うとしている。
ネーション・グループ編集主幹のスティチャイ・ユン氏の弟として、またタイ発の独立チャンネルとして設立されたiTVの初期の報道編集局長でメインニュース番組のコメンテーターを務めていた事でも知られるテープチャイ氏がネーショングループのグループ・エディターだった時代に、コムチャットルック紙の報道に怒りネーション社本社ビルを包囲した当時の親タクシン派に対して一端は要求を受け入れ謝罪をした後に、手のひらを返して危険な状況を回避する為には謝罪も致し方なかったとした上で暴力でメディアに介入した親タクシン派を非難する声明を発表した事に対する不信感が依然現在の親政府派の間にあるとも言われている。
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