タイ・ラック・タイ党内の消息筋によると、タクシン暫定首相は16日の党会議の席上で、やり直し総選挙では比例代表区から出馬するものの、仮にタイ・ラック・タイ党が勝利しても政治改革推進の為に次期首相の指名は固辞し、その後行われる政治改革が終了し再度下院が解散した後に行われた総選挙では、党が勝利した場合は再度首相に返り咲く方針が明らかにされる見通しになっているようです。 因みに、13日のタクシン暫定首相は、日中はマスコミの前に姿を見せることなく自宅の中でお利口さんにしていたようですが、そのご褒美なのか、夕方になって夫人にアッサニー-ワサンのコンサートに連れて行ってもらっていたようです。 一方、タイ・ラック・タイ党の最大資金提供者であるポヂャマーン夫人は、タイ・ラック・タイ党本部に現れ党幹部等を呼んでなにやら怪しい協議を行っていたみたいですが、スダーラット副党首は協議が行われた事や、やり直し総選挙日程を確定させた等の事は無かったと否定しているようです。 ------------------------------ 一方、やり直し選挙の日程に関しては、元下院議員等に政党を移籍する機会を与えるために90日間以上の期間をおくべきであるとの声がチャート・タイ党のバンハーン党首や民主主義市民連合等から聞かれているようですが(民主党のオンアート報道官は90日間にこだわらないと発言)、本日付のThe Nation誌によると、タイ・ラック・タイ党の党員が少なからずチャート・タイ党に移籍する見込み(タイ・ラック・タイ党消息筋)になっており、またやりなおし選挙後にはバンハーン党首が首相に就任し、政治改革→下院再解散を経て行われる総選挙後に成立する政府でタクシン警察中佐が首相に返り咲くとの密約がチャート・タイ党とタイ・ラック・タイ党との間でなされている(民主党消息筋)という噂もあるようです。
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