東北地方の救国団体代表のタイゴン・ポンスワン氏は13日、先にタイ・ラック・タイ党が小政党買収疑惑に対する反証の一つとしてタイゴン氏と小政党関係者が会話をしている模様を撮影したビデを提出する用意がある事を明らかにしている事に関して、問題となっているビデオは本物である事を明らかにしました。 しかし、タイゴン氏は、ビデオで撮影されていた会話の場では、グラッビー県内を拠点とする生活向上党(パク・チーウィット・ディー・グワー)の党首から、タイ・ラック・タイ党から金銭の見返りに4月23日に行われる再選挙に候補者を出馬させるよう要請された事に関する相談を受けただけで、自身からは小政党買収の決定的な証拠を残しておくよう党首に要請しただけで、自身が民主党の党員であるという事とは一切関係ないと語っているようです。 タイゴン氏によると、タイ・ラック・タイ党の比例代表区から出馬していた派閥のリーダークラスの人物が買収工作に関与しているようです。 因みに、選挙委員会の調査委員会側は4月2日に行われた総選挙前にタイ・ラック・タイ党による小政党の買収があったと認定しているのですが、問題となったビデオは4月2日の総選挙で候補者が決まらなかった小選挙区に対して行われた再選挙前、すなわち既に一部の小政党関係者が買収の事実を暴露し小政党買収疑惑が噴出していた時に買収されたとする小政党関係者が隠しカメラで撮影している事を考えると、買収疑惑を歪めるためにタイゴン氏側がタイ・ラック・タイ党側に嵌められた可能性も指摘できるかもしれません。
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