サマック首相は31日放送された定例政見放送の中で、首相官邸が民主主義市民連合によって占拠されて以降に展開されていた各マスコミの報道は全て憶測に基づいたデタラメなものであると指摘した上で、連合の行動以上にマスコミの対応に心を傷つけられたと語った。
同首相によると、軍に対して情勢掌握に向けた協力を要請した、軍や連立政党から辞任勧告を受けた、謁見の際に辞任の意向を奏上した等のマスコミ側の報道は全て事実に基づかないデタラメなものだったという。
更に、サマック首相は、政府広報局直系のNBTを公正な報道を展開していたと絶賛した上で、特に"政府から予算を頂戴している"タイPBSに対して、連合よりな報道を展開しただけでなく、カンボジアの国民にまでタイ政府を批判させていたと非難した。
また、同首相は、首相官邸を占拠するという違法行為に関与している民主主義市民連合のもとを激励訪問し、演台上で演説した約30人の上院議員の行為を非難した上で、同日午後から開かれ臨時上下院合同議会の場で同様なスタンスを見せてくれるか見物であると語った。
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