国家警察本部のヂョンラック副本部長は10日午前、チャチュゥンサオ県内在住のレストラン経営者の父親やその16歳になる娘、及び近所の子供達合計6人を身代金目的で誘拐し、内逃走を図った13歳(報道により14)の少女を殺害した容疑で、スリヤー・チャラヂャムノン巡査部長補を逃走先のパトゥムターニー県内で逮捕した事を明らかにすると共に同巡査部長補の証言に基づき40歳と26歳の男女の逮捕状をチャチュゥンサオ県の裁判所から取得した事を明らかにした。
ヂョンラック副本部長によると、捜査にあたっている第二地区警察本部とチャチュゥンサオ県警察本部に対して、逮捕の際に犯人が拳銃で抵抗してきた場合には射殺しても構わないとの指令を出していたという。
尚、行方不明になっていた16歳少女の父親(40、報道により41、39、38)は、10日午後までにチョンブリー県内のバーンセーン・ビーチ付近で遺体で発見されている。
第二地区警察本部によると、スリヤー巡査部長補は、現在裁判で係争中の友人を救う為の現金欲しさに犯行に及んだと証言しているが、同巡査部長補が、カンボジア領内のポーイペートにあるカジノに対して多額の借金を負っており、過去にも同様な身代金目的誘拐事件を引き起こしていたことから、賭博絡みの借金返済目的で犯行に及んだと見て捜査を進めているという
また、警察当局は、現在逮捕状が発行されている男女とは別に犯行に関与したと見られている32歳と36歳の夫婦を10日朝迄にチョンブリー県内の民家内で逮捕し、麻薬500錠を応酬した事を明らかにしている。何れも事件の関与を認めているという。
逮捕された夫婦の内36歳の女は、犯行の際に現在逮捕状が発行されている26歳の女性の名前を名乗っていた事を認める証言をしているという。女によると、逮捕状が発行されている26歳の女性は、一緒に逮捕状が発行されている40歳の男の元妻で、事件には一切関与していないという。
参考
タイの地元新聞を読む