4日18:00頃、バンコクのサーイマイ区内にある警察官宿舎内にある28歳の巡査長補宅で、スパンブリー県内の大学に通う23歳の女性が拳銃で右のこめかみを撃ち抜き死亡しているのが発見された。
これまでの調べで、女性と巡査長補は恋人関係にあったが、遺体が発見される前に、巡査長補が前妻との間にもうけた娘を引き取り一緒に暮らしている事を巡った激しい口論が室内で展開された後に、女性が駐車場にある巡査長補の車から拳銃を取り出し再度部屋に戻り、その後二発の銃声が聞かれている事が確認されている。
しかし、第一発見者でもある巡査長補側は、両者間で激しい口論があった事は認めたが、女性が拳銃を取り出し、こめかみを撃ち抜いた時には既に就寝中だった為、何が起こったか全く気がついていなかったとした上で、おそらく前妻との間の子供を引き取った事に嫉妬し自殺を図ったのではないかと主張しているという。
警察側は、女性の脇に落ちていた拳銃から二発の銃弾が発砲されている事が確認されていることから、拳銃を持って戻ってきた女性と巡査長補との間で拳銃の取り合いになった際に拳銃が暴発ないしは巡査長補が発砲し女性が死亡した可能性もあると見て、司法解剖を行うと共に巡査長補の身柄を拘束し詳細な事情聴取を行う方針を明らかにした。
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