・21日夜半、ヤッラー県ヤッハー郡内で、バイクで路上を走行中だった27歳のイスラム系住民男性が、小型トラックに乗った人数不明の一味に銃撃され重傷。 ・21日夜半、ナラーティワート県ランゲ郡内で、バイクの2人乗りで村道内を走行中だった22歳と21歳のイスラム系住民兄弟が何者かに銃撃され、2人とも死亡。 ・22日3:00前、ヤッラー県ラーマン郡内で、人数不明の一味が当局側の検問所に向け銃を乱射し、10分間に渡って銃撃戦を展開した後に逃走。当局側に人的な被害は無し。 ・22日早朝、軍・警察の混成チームはナラーティワート県スンガイゴーロック郡内7ヶ所で集中摘発を行い、ローイクラトンの日に会わせた破壊活動を計画していた容疑で3人の身柄を拘束し、銃弾や通信機等を押収。3人は何れもRKKの構成員と見られる。 ・22日午前、ヤッラー県県都内中心部で、バイクで路上を走行中だった52歳の古物商の男性(仏教徒)がバイクに乗った2人組に銃撃され死亡。 ・22日夜半、ヤッラー県バンナンサター郡内で、村道内をバイクで走行中だったイスラム系住民男性が何者かに銃撃され死亡。 ・23日早朝、軍・警察の混成チームはナラーティワート県タークバイ郡内で集中摘発を行いRKK実行部隊地域幹部と見られる7人(報道により8人)の身柄を拘束し拳銃等を押収。 ・23日9:30過ぎ、ヤッラー県ラーマン郡内で、バイクで路上を走行中だった57歳のイスラム系住民男性が、バイクに乗った2人組に銃撃され死亡。男性は元県行政機構評議会議員。 ・23日21:00過ぎ、ヤッラー県バンナンサター郡内で、人数不明の一味が民家前に駐車してあった乗用車に火を放ち所有者である45歳と42歳のイスラム系住民夫婦を屋外におびき出した上で、銃撃し夫が死亡し妻が重傷。 ・24日早朝、軍当局はソンクラー県サバーヨーイ郡内で分離主義組織の地域における中核幹部と見られる32歳の男の身柄を拘束。パッターニー県内にある私立イスラム教学校に通っていた6年前に組織に勧誘され構成員になったと語る男は中核幹部として、実行部隊員の郡内への移動や報復射撃で一味側19人が死亡した2004年4月の派出所襲撃事件等に関与していた事を認める証言を行っている。(2004年4月の派出所襲撃事件はグルーセモスク事件で結末を迎えた広域連続襲撃事件の一つ) ・24日早朝、軍・警察の混成チームはナラーティワート県インゴー郡内で集中摘発を行い、逮捕状が発行されている3人を含む4人の身柄を拘束。 ・24日9:00過ぎ、ナラーティワート県ランゲ郡内で、バイクの二人乗りで路上を走行中だった57歳と50歳の仏教系住民夫婦が何者かに銃撃され2人とも死亡。 ・24日15:30前前、ヤッラー県県都内サテーン地区内で、電力会社の検針員を装って茶店内に入ってきた男が、店内にいた53歳のイスラム系住民男性に向け銃を発砲し死亡させる。但し報道によっては、バイクに乗った2人組が茶店内にいた男性に向け銃を発砲したとするものや、男性がユポー地区内にある自宅内で射殺されたとするものもある。 ・24日15;30前、パッターニー県県都内で、バイクの2人乗りで路上を走行中だった大型カラオケ店従業員の何れもイスラム教徒と見られる26歳と25歳の女性が何者かに銃撃され2人とも重傷。実行犯側は、現場に警察をあざ笑う文言がかかられビラを置き逃走。 ・25日早朝、ナラーティワート県スンガイゴーロック郡内で、一連の不穏な動きに関与した容疑で8人の身柄を拘束し拳銃やパスポート等を押収。押収された拳銃は今年初旬に発生した王室模範農場内で働く女性2人の射殺事件に使用されたものと同一と見られる。 ・25日朝、パッターニー県ノーンヂック郡内で、杖をつきながら徒歩でゴム農園に向かう途上だった56歳の右足が不自由なイスラム系住民女性が、モスク前で何者かに銃撃され死亡。
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