スラユット首相は22日放送された各局のキャスターとのインタビュー形式で進行する定例政見放送の中で、国家安全保障評議会のソンティ議長を陸軍司令官退官後に安全保障事項担当副首相に据える可能性がある事を明らかにした。 発言の中でスラユット首相は、一部で広がっている経済関連閣僚を中心とした内閣改造を計画しているとの憶測を否定した上で、ブンロート防衛大臣やティーラパット首相府大臣等が推しているソンティ議長の安全保障事項担当副首相へ据える可能性に関しては、就任を要請する事も有り得るとしたが、同議長が陸軍司令官を退官するまでは明言出来ないと語った。 この発言に先立つ21日、ソンティ議長は次期総選挙後に成立する政府内で安全保障関連事項担当副首相への就任を目指す意向は無いとした上で、就任要請があればスラユット政権内で同ポストに就くことに関しては吝かではないと発言していた。 一方、民主党のアロンコン副党首は、ソンティ議長の副首相就任に反対する意向は無いとしたものの、国家安全保障評議会が政府の権限に触手を伸ばしたとのイメージを国民に与える事を避ける為にも就任要請を引き受けた場合は同評議会の議長を辞任するべきであると指摘した。
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