・9日20:00過ぎ、ヤッラー県県都内タセー地区で、徒歩で村内周辺の警戒作業にあたっていた38歳の村自警組織員(イスラム教徒)が、何者かに銃撃され死亡。 ・9日21:00前から23:00前にかけて、パッターニー県のヤッラン郡内でイスラム系住民が何者かに銃撃され死亡した他、コークポー郡内では人数不明の一味が学校を放火すると共に、路上に鋲を撒布した上で、消火作業の為に学校に向かっていた当局関係車両に向け銃を乱射し、銃撃戦を展開した後に逃走するという事件が発生。銃撃戦による人的被害は無し。 ・10日早朝、軍・警察の混成チームは、前日69人の身柄を拘束したナラーティワート県ルゥーソ郡内で再度集中摘発を行い、あらたに29人の身柄を拘束。一方、前日身柄を拘束された69人の中に含まれる4人の幹部クラスの内の1人が地元行政機構の副評議会議長と共謀して警戒作業中の軍関係者に対する銃撃を始めとする複数の事件に関与していた事を認める証言をしている事が明らかに。 ・10日10:00前、パッターニー県コークポー郡内で、出勤の為にバイクで路上を走行中だった42歳のタムボン行政機構職員が何者かに銃撃され死亡。 ・10日11:00過ぎ、ナラーティワート県ランゲ郡内で、ゴムの苗の植樹作業中だった55歳の行政監視員の男性(イスラム教徒)が、何者かに銃撃され死亡。 ・10日午前、ヤッラー県県都内中心部4ヶ所に偽爆弾が仕掛けられる。また、14:00前には貸家付近で爆発物が発見され回収処理される。 ・10日15:00前、パッターニー県ヤッラン郡内を走行中だったパッターニーからヤッラーに向かっていたバスの車内で、乗客に紛れていた男が運転手や乗客に向け銃を乱射し、初期報道段階で55歳のヤッラン郡付きの自警組織員の男性(イスラム教徒)1人が死亡し5人前後が負傷。実行犯は、最初に死亡した自警組織員を銃撃した上で運転手に車の停止を命じたが、停止に応じなかった為運転手や車内にいた乗客に銃を乱射し逃走したと見られる。尚、報道によっては、人数不明の一味が走行中のバスに向け銃を乱射したとするものもある。
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