国家毀損行為調査特別委員会のサック委員は6日、タクシン前首相がスイス国内の銀行に開設していた口座が凍結されたことと、同委員会とは一切無関係である事を明らかにした。 更に、タクシン前首相が同国の銀行を相手取り訴訟を提訴すると発言している事に関しては、個人的な権利として妨げる方針は無く、裁判過程で凍結された資金の出所等が明確になることからむしろ歓迎できるとした。 尚、「何らかの危険」を察知したのか、先に口座を凍結したスイスの銀行を訴えると息巻いていたタクシン前首相の法律顧問のノパドン・パッタマ氏は、前首相はスイス国内の銀行には口座を一切持っておらず、スイスの新聞に掲載されたインタビュー記事は前首相の発言を間違えて伝えたものであるとして、口座凍結の事実もなければ訴訟を提訴するという話も無いと語った。 因みに、スイスの新聞にはタクシン前首相が、預金者の機密を守るスイスの銀行の名声も地に落ちたとまで発言したと報じていた。 参考
前首相、スイスの口座差し押さえに怒る * 予想通り前首相の取り巻きがスイス口座の存在自体を否定しましたね。【Coup D'etatの最新記事】
タイの地元新聞を読む