旧タイ・ラック・タイ党系のタイ・ラック・タイ会派を率いるヂャートゥロン・チャーイセーン氏は4日、新たな権力勢力として政権の奪取を目指す方針を明らかにした。 これは、同日開かれた会派の幹部会終了後に明らかにされたもので、ヂャートゥロン氏は、7月6日から開始するキャンペーンでは新憲法案ボイコットや国家安全保障評議会メンバーの総辞職だけではなく、旧政権の復興を否定し総選挙結果を背景にした新権力勢力として政権の奪取を目指す会派の姿勢を訴える方針を明らかにした。 昨日開かれた幹部会では、ヂャートゥロン・チャーイセーン氏を会派の首班、ポーンポン・アディレークサーン氏を副首班とし、タクシン前首相直系系のネーウィン・チットチョープ氏やスダーラット・ゲーユラパン女史、前首相の実妹であるヤオワパー・ウォンサワット女史、新党結党に動いているとも伝えられていた旧新希望党系会派を率いるスチャート・タンヂャルゥン氏等を執行幹部、同じく新党結党の噂もあるソロアット・グリンプラトゥン氏や旧セーリータム党党首のプラヂュワップ・チャイヤサーン氏等5人を会派顧問に据える人事を決定した。 これにより合計23人の旧タイ・ラック・タイ党幹部が会派幹部に就任したが、一部の幹部は、今回の会合で幹部メンバーに据えられた事を知らされていないという。 一方、今回の幹部会にスダーラット・ゲーユラパン女史が出席していなかった事に関して、兼ねてから同女史との対立が噂されているヂャートゥロン氏は、スダーラット女史は自身が絡む名誉毀損訴訟絡みで出席できなかっただけで、出席できないとの連絡を既に受けていたとした上で、あらためて会派を二分する対立の存在を否定した。
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