12日にスラーッターニー県内で発生した、民間企業所有のパーム農園を占拠し座り込み抗議活動を展開していた住民と強制排除に動いた警察側との間で衝突が発生した事件に絡んで、住民等を騙して座り込みに参加させ煽動していた容疑で逮捕状が発行され30万バーツ(報道により40万バーツと記載するものも)の懸賞金を掛けて身柄を追われている6人の住民幹部の内3人の幹部が14日首相官邸前に現れ、首相宛に出頭する意向を表明すると共に、自らの活動の正当性を訴えました。 出頭した幹部は記者団に対して、先に行われた座り込み抗議は、土地を持たない貧困層に対して居住及び耕作用の土地の提供の要求及び官僚と結託し不正に土地を取得占拠している実業家に抗議する目的で行われたもので、特に土地の不正取得占拠問題に関しては、過去に県知事や県幹部、実業家等が善処する意向を示していたにも拘わらず、その後なしのつぶてだっただけでなく、抗議している住民に対して話し合いによる解決を目指す姿勢を見せず力による排除に出たと指摘し、当局側の対応を非難していたようです。 また、住民を騙して抗議活動に参加させていたとの嫌疑が掛けられている事に関しては、住民に混じっていた実業家や住民の一部が騙して他の住民を動員していた事は認めたものの、自分たちは一切その様な行為には関与していないと主張していたようです。 尚、出頭した3人の幹部は、今後国家人権委員会及びタイ弁護士会を訪問し公正な処置を要請する予定でいるようです。
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