首都圏警察本部のグリサダー副本部長は10日、9日23:00過ぎにメジャー・ラーチャヨティン店前の公衆電話三箇所で同時に爆発が発生した事件に関して、使用された爆発物の性状が異なることから年末年始に発生した首都圏9箇所連続爆破事件との関係は非常に薄いとの認識を示した上で、爆発物の性状が極めて酷似しているプレーム枢密院評議会議長公邸前、プーヂャッガーン紙社屋前、民主主義市民連合が集会に使用していたルムピニー公園前及びラチャダーピセーク通りの旧東急ビル前で発生した爆破事件との関連性に関して強い関心を持って捜査を展開している事を明らかにしました。 また、公安警察局のラピパット局長代行は、使用された爆発物の破壊力から無差別の殺傷を狙った犯行というより、むしろ情勢を煽動する目的で爆発物が仕掛けられたとの見解を示していましたが、首都圏連続爆破事件や南部情勢との関連性に関してはコメントを控えていました。 今回の爆破事件発生を受け、アーリー国務大臣は全国の県知事に対してソンクラーン期間中を狙った爆破を始めとする不穏な動きに対する警戒を強化するよう指示しました。 一方、重要参考人と目されていた、事件発生直前に現場付近に長時間駐車し警察から違反切符を切られていたタクシー運転手の男性(23)が10日朝、自ら警察に出頭し、当日は空車走行によるガソリンの消費節約を兼ねた客待ちの為に現場に駐車していただけであると語り、事件への関与を否定しているようです。
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