イスラム系弁護士のソムチャーイ・ニーラパイヂット氏が失踪し3周年目を迎えた12日、失踪した弁護士夫人のアンカナー・ニーラパイヂット女史(国家立法議会議員、憲法起草議会議員)は、失踪に関与したとされる警察将校クラスを含む5人の警察関係者に対する処分が一切講じられていないとして、国家警察本部及びセーリーピスット本部長代行を職務遂行義務違反で訴える訴訟を行政裁判所に提訴しました。 一方、法務省特別捜査局のスナイ局長は、弁護士失踪事件発生の原因になったとされるイスラム系容疑者に対する不当な取り調べ行為に関与した10人以上の警察幹部を国家汚職防止取締委員会に告発するよう指示した事を明らかにしました。 尚、具体的な警察幹部の名前は今後の捜査に影響を与えるとして公表されていませんが、ソムチャーイ弁護士が弁護活動を行っていたJIがタイ国内で行ったとされる謀議に関与した容疑で逮捕されたイスラム系男性3人(その後無罪が確定)に対する不当な取り調べに関与した警察幹部が含まれていると見られているようです。
【社会の最新記事】
バイクに乗った2人組が走行中の乗用車に向...ラーマ8世橋近くで小型トラックに向けた銃...ASEAN会議場で一時緊迫、不審なバイク...マッサージ嬢をサムライ刀で惨殺した韓国人...トイレの電気を消された事に怒った飲食店の...タイの地元新聞を読む