・11日夕方過ぎ、ナラーティワート県ヂャネ郡内で、情勢の激化を嫌い他地域へ引っ越し空き家になっていた仏教系住民宅が放火され全焼。放火された家屋は過去にも放火されボヤで消し止められていた。 ・11日20:30前、前日及び当日朝に容疑者の釈放を要求する抗議活動が展開されたパッターニー県コークポー郡ナー・プラドゥー地区内で、人数不明の一味が食事中の仏教系住民一家に向け銃を乱射し、45歳の男性が死亡。同地区内では当日午前、容疑者の釈放を要求するイスラム系の抗議住民と、容疑者に対する法に則った処置を要求する仏教系住民との間で小衝突が発生していた。 ・11日21:00前、パッターニー県ノーンヂック郡内で、人数不明の一味が建設労働者用の仮設宿舎内で就寝中だったミャンマー人に向け銃を乱射し、3人が死亡し5人が負傷。死亡した内の1人は首を切断されていた。 ・11日深夜、ナラーティワート県県都内で、学校が放火され木造平屋建ての教室棟がほぼ全焼。 ・南部に拠点を置く情報当局は11日、当局側が携帯電話を使用した遠隔起爆式の爆発物に対する対策を強化した事を受け、一味側がマレーシア領内で遠隔起爆装置として転用可能な自動車用のリモート・コントロール用の部品を大量に購入していた事を明らかに。 ・12日2:30前、ヤッラー県ベートン郡内で、人数不明の一味がゴム農園内で作業中だった仏教系住民夫婦に向け銃を乱射し、41歳の夫が死亡。妻は難を逃れる。 ・12日7:00過ぎ、ヤッラー県県都内中心部にある市場付近に駐車してあったセメントミキサー車の下に仕掛けられていた爆発物が爆発し、重傷4人を含む9人が負傷。負傷者の内の1人は妊娠5ヶ月の女性。 ・12日昼頃、ヤッラー県県都内中心部で、同日朝に発生し9人の負傷者を出した爆破事件の発生に抗議する仏教系住民が集まり、犯行に関与しているイスラム系組織を非難すると共に、当局側に対して、かかる犯行に関与した者に対して厳格に法を執行するよう要求。
【南部情勢の最新記事】
パッターニーの結婚式会場で発砲、新郎の父...パッターニーで銃撃戦、分離主義組織関係者...新興分離主義組織幹部を逮捕、パッターニー...ナラーティワートで金行店主が射殺、貴金属...仏教徒の男性が射殺された上で車もろとも火...タイの地元新聞を読む