陸軍のアコン報道官は18日22時までに、一連の広域同時爆破及びそれに続く襲撃等により、ヤッラー県ベートン郡内で2人、ナラーティワート県スンガイ・ゴーロック郡内で1人、パッターニー県パーナーレ郡内で1人の合計5人の死亡、4人の重傷者を含む49人の負傷者を確認した事を明らかに。 また、19:15を中心にほぼ同時に爆発が発生している事から、使用された爆発物は時限発火式の物が使用されたとの認識を示す。 一方、陸軍のソンティ最高司令官は、事前に広域に渡る破壊活動が計画されているとの情報に基づき警戒態勢を強化した矢先に発生した事を認めた上で、現状では3県内に夜間外出禁止令を発令する考えが無いことを明らかに。 22時までに陸軍側が確認した事件の発生状況は以下の通り。 ・爆発は、ヤッラー県内で15箇所、ナラーティワート県内で6箇、パッターニー県内で2箇所、ソンクラー県内で2箇所の合計25箇所。(当局によってはパッターニー県内3箇所で爆発を確認。また、ヤッラー県ラーマン郡内だけで既に8箇所で爆発が確認されていることから、同県内では15箇所を超える可能性も) ・学校放火は、パッターニー県内で11箇所、ナラーティワート県内で5箇所、ソンクラー県内で2箇所の合計18箇所。 ・当局者や一般人を狙った襲撃は、パッターニー県内で2箇所、ヤッラー県内で1箇所、ナラーティワー県内で1箇所の合計4箇所。 また、一部報道によると18日22:00過ぎにナラーティワート県県都内にあるカラオケ店等3箇所でほぼ同時に爆発が発生。被害状況は不明。
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