元マハーチョン党党首のアネーク・ラオタンマタット氏は15日、前政権関係者の返り咲きを嫌う国家安全保障評議会が、憲法改正後に行われる総選挙後も影響力を行使し、多くの政党が軍の機嫌伺いに終始する事になると指摘した上で、総選挙後に防衛大臣に指名される人物はクーデターに関与した軍関係者に極めて近い人物になると指摘しました。 一方、タクシン前首相の年長の従兄弟で元国軍最高司令官のチャイヤシット・チンナワット大将は、国家安全保障評議会側から特定の政党ないしは会派・派閥に対して権力引き継ぎの打診が為されているとの認識を示しました。 同大将は発言の中で、国家安全保障評議会が1年以内に目標を達成することができるとは思えないことから、国民に約束した期間内に行われる新憲法下での総選挙後に成立した政権内で影響力を行使する為に、特定の政党ないしは会派・派閥に対して親国家安全保障評議会系の政党を設立するよう働きかけている事は充分にあり得る話であると語っていました。
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