タクシン前首相は2日、滞在先の北京から送られたファックスの中で、あらためて連続爆破への関与を否定した上で、現政権が連続爆破という忌まわしい犯行を政治ゲームの道具として利用し国民を誤った方向に導こうとしていると非難しました。 ファックスの中でタクシン前首相は、一連の連続爆破は南部に於ける一連の不穏な動きに関与しているグループによる仕業であると指摘した上で、政府側は南部政策の失敗を認めたくない為に敢えて政治ゲームを仕掛けていると指摘していたようです。 尚、南部国境三県内に拠点を置く情報当局筋は2日、南部に於ける一連の不穏な動きに関与している爆発物の専門家と目される三人の人物が依然地域内に潜伏中であるとの情報があることから、バンコクとノンタブリーで発生した連続爆破事件に不穏な動きに関与している組織が関わっていた可能性は極めて低いとの認識を示していました。 一方、タイ・ラック・タイ党のシター報道官は2日、政府に対して国民がタイ・ラック・タイ党が犯行に関与しているとの印象を持たせるような思わせぶりな言動を止め、早急に犯行に関与した者の具体的な名前や背後関係を明確にするべきであると指摘していました。
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