15日インドネシアのバリ島に入ったタクシン前首相は、ゴルフ場で待ちかまえていた取材陣に対して、「いっぱい来ているな」と軽くいなしてから、あらためて「長年職務に邁進してきた体を休ませる為に来た」とした上で、タイへの帰国予定に関しては「バリで一週間過ごした後にオーストラリアのパースか北京を含む中国の何れかの都市へ向かう予定でいるが、いまのところは、タイへ帰国する事は考えていない。」と語っていたようです。 また、前首相は夫人や三人の子供と一緒にバリに滞在している事を明らかにしたものの、特別なパーティーを開催する予定は無いと語っていたようです。(先だってバリ島内でポヂャマーン夫人の誕生パーティーが挙行されるにでは無いかとの噂があったようです) 因みに、ゴルフは国籍不明(報道のまま)の男性2人と一緒に回っていたようです。 一方、タクシン前首相の発言に先立って法律顧問のノパドン氏は、前首相は寒いヨーロッパを避け、体がなじんでいるアジアの地に来ているだけで、バリ島での休暇を終えたら再度香港か中国に戻る予定になっていることを明らかにしていました。 また、スラユット首相がAPEC首脳会談に出席する次期に会わせて、ヴェトナム入りするのではないかとの見方が依然為されている事に関しては、シンガポールに行くという噂を含めデマでしかないと語っていました。 ノパドン氏によると、タクシン前首相は電話で、香港やバリに行ったことは政治的な思惑とは一切関係ないとした上で、国家安全保障評議会に対して自分の動きに神経をとがらせていないで、その時間を水害被災者の救援等に割くべきであると語っていたそうです。
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