アピシット民主党党首は22日、3月にチァン・マイ県県都内で発生したタクシン支持派を標榜する住民が立会演説会の会場に乱入し、物を投げる等の過激な行為を働き演説会を中止に追い込んだ事件に関与した住民に対する法的な措置が一切講じられていない事を明らかにしました。 発言の中でアピシット民主党党首は、警察側が事件に関与した者に対する公正な捜査及び法的責任の追及を約束していたにも関わらず、これまで一切法的な措置が講じられたという話が伝えられていない事を明らかにした上で、テレビ等で映像が公開され事件の一部始終を明確に見極める事ができる状況にあるにもかかわらず、当局側がかかる行為を見逃し放置することは、社会に対して特定のグループだけは如何なる違法行為を犯しても罪には問われないという誤った認識を植え付ける事に繋がる恐れがあると指摘していました。 一方、タイ・ラック・タイ党のシター報道官が、反タクシン派市民は特定の政党が背後で糸を引いていると発言した事に関しては、特定のグループの活動を政治的な話に結びつけることは社会に混乱をもたらすだけのものであると指摘した上で、むしろタクシン暫定首相が情勢を解決する為に自らがとるべき道を模索し、それを公にすると共に、全ての階層が一致団結して解決に向け取り組むよう呼びかける事が本筋ではないかと指摘していました。
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