チャート・タイ党のバンハーン党首は19日、やり直し総選挙後に首相になるという考えは持っていないと語り、タクシン暫定首相との間で次期首相に就任するとの密約が交わされているとの一部報道を否定しました。 19日に74歳の誕生日を迎えたバンハーン党首は発言の中で、下院議会内で300議席以上を獲得し単独政党政権を結成するのは困難な話で、また自分の希望としてやり直し総選挙では小選挙区制から立候補したいとの意向を持っていると語り、次期首相に指名される期待は殆ど持ち合わせていないと語っていました。(複数政党で議会内で300議席以上を確保し連立政権が結成された際には首相にもなり得ると暗に示唆したとも取れるかもしれません) この発言に先立って、19日付けのネーション紙等の一部紙面が、タイ・ラック・タイ党及びチャート・タイ党の消息筋から情報として、やり直し総選挙後に両党で連立政権を組織する際に予想される外野からの政治的な圧力を交わすための一つのオプションとして、バンハーン党首を連立政権の首相に据える事がタクシン暫定首相との間で確認されており、また現中銀のプリディヤトーン総裁が経済関連の閣僚ポストに色気を見せていると報じていました。
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