先にカリスマ発言で波紋を投げかけたタクシン暫定首相は15日、"公務視察訪問"中だったチァン・ラーイ県内で行われた住民等を前にした演説の中で、長老格の大物が公の場で馬鹿げた発言をし、社会に混乱と誤解をもたらしたと発言した上で、自身は首相であり続けたいという気持ちを捨て、最善を尽くして国家の為に職務を邁進したいだけだと発言しました。 奇しくも、士官学校関係者等を前にした演説で二回にわたってタクシン暫定首相及びタクシン体制を暗に非難したとも取れる発言を行ったプレーム枢密院評議会議長が同暫定首相が訪問を忌諱している南部国境三県域を訪問した翌日に行われた演説の中で、タクシン暫定首相は更に、その様な社会混乱をもたらす不適切な発言に煽動されることなく、皆が国王への忠誠心を示し、心を一つにして国家的な和解を呼びかける事が重要であると集まった住民等に向かって訴えていました。 因みに何回も書いていますが、国王への忠誠心まで持ち出したタクシン暫定首相自身が、国王の指摘に耳を傾けず、社会に存在する二重基準問題やマスコミへの干渉等に関する問題の是正に一切取り組まないばかりか、むしろタクシン型選民・分離主義政策でこれらの問題を助長させてきたんですよね。 参考
http://thaina.seesaa.net/article/20799696.html
http://thaina.seesaa.net/article/21676551.html【解散・選挙の最新記事】
タイの地元新聞を読む