チャート・タイ党暫定副党首のチューウィット・ガモンウィシット氏は11日、国務省が関与した総選挙告示前の事前運動行為疑惑がある事を明らかにした上で、更なる政府の権限を乱用した選挙違反行為が行われる恐れがあるとして、早急な選挙委員会委員の選出及び同委員会の正常な機能の再開を要請しました。 チューウィット氏によると、国務省を通して国内全ての県知事に送られた政府が製作したTシャツが、何故か県知事から県内選挙区から出馬予定のタイ・ラック・タイ党の党員に配られ、そこから地元の有権者に配布されているとの告発が寄せられているようです。 一方、タクシン暫定首相が公務視察訪問先の東北部で、首相続投に関する明確な意思表示を避けた事に関しては、仮に続投をする意思がなかったら国民の税金を使って地方住民の票の買収に動く筈はないと皮肉混じり語り、選挙公示直前に東北部へ公務視察へ出かけたこと自体が首相続投を宣言したに等しいとの認識を示していました。
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