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タイ通【 企業 】
投稿日時: 2025-12-31 11:56 2025-12-31 09:56

タグ: [ スーパーマーケット ] [ 小売業 ]

業績不振でビッグCミニ170店閉鎖、新型店に注力へ

 スーパーマーケット「ビッグC」を展開するタイのバーリ・ユッカー(BJC)は、景気低迷と改修工事の影響で売上高が減少し、小型店「ビッグCミニ」を170店閉鎖した。

 クルンテープ・トゥラキットなどの報道によると、同社の主要事業である包装製造やヘルスケア、技術関連資材・サービス、小売は、今年第3四半期に縮小。ビッグCの売上高は、前年同期比4.4%減の242億7700万バーツ。既存店では3.8%減少。純利益は同37.2%減の3億8200万バーツだった。

 大型店舗の改装工事による一時的な混乱や、観光地と国境地域の支店の業績不振が影響した。スリン県とブリーラム県、サケーオ県の店舗は、タイとカンボジアの紛争の影響を受けた。昨年は政府の景気刺激策「1万バーツデジタルウォレット」が売上高を押し上げたことも要因。

 同社は、2025年に大型店7店をオープンする計画が、工事の遅れで4店の開業に留まり、新規出店も目標を下回った。一方、業績目標を達成できなかった小型店舗「ビッグCミニ」170店を閉鎖し、新型ビッグCミニを約80店開店する予定。すでに45店をオープンし、第4四半期に32店を開店する。新型店は、店舗面積を200平方メートルから300平方メートルに拡大。駐車場も追加し、売上げ上昇を見込んでいる。

 同社は、改装工事による混乱を最小限に抑えるため、第1四半期から第3四半期に工事に注力し、第4四半期に再開して繁忙期の売上高を確保する狙い。改装により、賃料収入と収益性が向上したという。これまでに大型店6店の改修が完了。第4四半期は12店が完了する予定。
 
 海外店舗では、23店舗を展開する香港で、第3四半期に4店をオープンした。9月末時点の同社所有店は以下の通り。

・ビッグC:国内1946店舗、海外111店舗
・国内内訳:ビッグCスーパーマーケット153店舗、ビッグCスーパーマーケット(ビッグCフードプレス・ビッグCマーケット)51店舗、ビッグCミニ1472店舗、ビッグCフードサービス11店舗、ビッグCデポ11店舗、屋外市場9店舗、ヤープリアウ薬局144店舗、アジアブックスショップ74店舗、ワーウィーコーヒーショップ21店舗
・海外内訳:ラオス65店舗、香港23店舗、カンボジア23店舗

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