格安航空のタイ・エアアジアは、北部のチェンマイ拠点を強化し、12月1日からチェンマイ~ウドンターニー線を開設する。また、2026年に中国、韓国、日本をターゲットに国際線を拡大する計画を明らかにした。
プラチャーチャート・トゥラキットの報道によると、同路線は週4便(月・水・金・日)運航。使用機材はエアバスA320型機。搭乗率は80%を超える見込み。ウドンターニーは経済の中心地で、ラオスなど近隣諸国との接続拠点でもあり、戦略的な路線開設だという。
予約は17日から30日まで。搭乗機関は12月1日から3月28日まで。プロモーション価格は1便999バーツから。
また、2026年の国際線運航計画によると、チェンマイ発中国行きの既存路線の再開や、複数都市への新規路線の開設を予定。バンコクとチェンマイから仁川とソウル行きの路線や、成田と東京、福岡とチェンマイを結ぶ日本路線の開設も準備している。
同社のサンティスック・クロンチャイヤ最高経営責任者(CEO)は、チェンマイ県が国内の重要観光地であり、チェンマイ発着便は今後も重要な役割を果たすと話した。同社はチェンマイ発着便を22年間運航。現在、チェンマイに航空機5機がスタンバイしている。
同社のチェンマイ空港マネージャーのスラパン・ホムカジョーン氏は、チェンマイ発着便市場の同社のシェア率は全体の約36%で、航空会社の中で高いシェアを占めていると話した。同社は国内線と国際線で計13路線を運航。そのうち国内9路線は、チェンマイ発バンコク行き(ドンムアンとスワンナプーム)、クラビー、プーケット、ホアヒン、ハートヤイ、スラートターニー、コーンケーン、新設のウドンターニーとなる。国際便はハノイ、台北、札幌、マレーシア。