タイ食品医薬品局(TFDA)は、エチレングリコールの含有量が安全基準値を上回っていたとして、小児用医薬品のシロップ製品15種類を回収するよう指示した。
公共放送PBSの報道によると、同局のナロン・アフィクルヴァニッチ局長は、医学科学部門が15製品のシロップのサンプル調査を実施したところ、エチレングリコールの含油量が許容レベルを超えていることが判明したという。
同局は製造業者に対し、15製品のシロップを回収するよう指示。通常の摂取で人体に影響があるレベルでは無いが、吐き気や嘔吐、胃の不調を子供が訴えた場合、医師に相談するよう注意喚起している。
回収対象の15製品は、カルボゾールシロップ、スターテックシロップ、パラスター懸濁液、ファテックシロップ、セタフェンシロップ、コトリモキサゾール混合物、クレスブテン懸濁液、ドンパースター懸濁液、クレストリム懸濁液、クレスコレットシロップ、クレステックシロップ、クレスブロオキソールシロップ、スターティフェンシロップ。
エチレングリコールは有機化合物。甘味料として使用されるが、高濃度では有毒となる。