アヌティン・チャーンウィーラクーン新首相は、国民の購買力を高める経済刺激策「共同支払い(半額負担)制度」を10月1日に導入する予定だ。
マティチョンなどの報道によると、同制度はプラユット・チャンチャオ政権時代に実施。政府が国民の1日当たりの購入金額の半分を一定額まで補助するもので、家計の負担軽減策として支持を得ていた。
新政府は同制度を10月1日に開始する予定。利用者は、「半額負担制度」公式ウェブサイトか、政府系銀行のクルンタイ銀行アプリ「パオタン」から登録する必要がある。
財務省によると、同制度では、個人所得税の納税者1100万人の支出を60%負担。非納税者の支出は50%を負担する。福祉カード所持者は、既に支援を受けている300バーツに700バーツを追加し、合計1000バーツに増額する。
同制度には、約2500万人に対し、推計250億バーツの資金が必要だという。