タイのアヌティン・チャーンウィーラクーン新首相は7日、首相兼内務大臣に就任すると明らかにし、重要4課題の解決を約束した。司法制度への不干渉を強く主張。自身が党首を務めるタイ誇り党が絡んだカオクラドン事件などに介入しないと明言した。
プラチャーチャート・トゥラキットなどの報道によると、アヌティン氏は主要優先課題として、経済、カンボジア紛争、自然災害、社会問題の4つを挙げ、人民党と合意した4カ月以内の下院解散を踏まえ、短期間で精力的に取り組むと話した。
経済に関して、生活費やエネルギー費、輸送費、交通費の削減に取り組み、農家や低所得者の借金返済や、地域社会の所得上昇を約束。
カンボジア紛争に関して、平和的解決と主権の保護、影響を受けた家庭への補償を約束した。
自然災害に関して、政府は早期警報システムの発展と補償・復興計画を強化すると説明。
社会問題に関して、麻薬や人身売買、詐欺、賭博の取り締まりを強化すると約束した。