「タタメルバイク」を製造・販売するICOMA (東京都大田区)は10月31日、タイ・バンコクに拠点を置くタイBCモーターズと日本・東南アジア市場における戦略的パートナーシップを締結したと発表した。
両社は2025年に『ICOMA タタメルバイク』のタイ生産に着手。東南アジア圏でリサーチを実施し、2026年以降には現地に最適化した商品販売を目指す。
タイBCモーターズの代表取締役Mehtee Susarikanond氏は、「タイは二輪車製造の世界的拠点の1つ。提携により、部品調達とコスト効率の向上に重点を置く」と述べ、エンターテイメント分野のコラボをICOMA社製品と実施したいと語った。
ICOMAの代表取締役、生駒崇光氏は「締結は日本発のアイデアを多くの方に適正価格で提供するための最善の選択だ。成熟したモビリティ分野に、弊社が得意とするエンターテインメントの要素を持ち込むことで、市場の更なる発展の機会にしたい」と述べた。
「タタメルバイク」は、日本の変形玩具から着想した折りたたみ電動バイク。折り畳むと小さな箱形サイズになる。
タイBCモーターズは2004年設立。モーターサイクル分野における生産、調達、品質管理、輸出サービスで専門知識を持つ企業で、日本のバイク大手とも協業経験がある。