タイ不動産大手TCCアセッツと多国籍不動産会社フレイザーズ・プロパティがバンコク中心部で開発した大型複合ビル「ワン・バンコク(One Bangkok)」(ルンピニー地区)は、2024年10月25日にオープンする。日本の「デパ地下」 をコンセプトに、タイ初出店の「MITSUKOSHI DEPACHIKA」も出店する。
両社の子会社であるワン・バンコク・カンパニーによると、敷地面積は約17万平方メートル (東京ドーム約4個分)。投資総額32億ドル(1200億バーツ)のタイ最大級の民間開発プロジェクト。
ワン・バンコクは3つのショッピングエリアと、5棟のオフィスタワー、バンコク初となるザ・リッツ・カールトンやアンダーズなど5つのラグジュアリーホテルやライフスタイルホテル、緑豊かな公共スペースで構成。公共スペースは8万平方メートルで、3つの高級レジデンスタワーとアート&カルチャースペースが備わっている。
ショッピングエリアは「ザ・パレード」、「ザ・ストーリーズ」、「ポスト1928」の3つで、ショッピングやダイニング、ビューティー、ヘルス、ウェルネス、エンターテイメントを連携して展開。「ザ・パレード」地下1階にはタイ初出店の「MITSUKOSHI DEPACHIKA」がオープン。日本の「デパ地下」 をコンセプトに、日本と世界各国の食材が並ぶ最新のグルメスポットになる。「ポスト1928」は次期オープン予定。
敷地内には、1.5キロメートルにわたりファインダイニングからバンコク名物の屋台まで、250軒の飲食店が軒を連ねる「フード・ループ」や、著名アーティストのパブリックアートを常設する遊歩道「アート・ループ」も整備している。