タイ商業施設開発大手のサイアム・ピワットグループと、不動産投資信託サイモンの合弁会社サイアム・ピワット・サイモンは、新たなプレミアムアウトレットを、世界有数の観光地であるプーケットにオープンすると発表した。タイラットが報じた。
同社が手掛けるアウトレットの出店はタイで2カ所目。国内外の観光客に対応し、ショッピングと観光の拠点創出を目指す。オープンは2026年の予定。
アウトレット開発は、今後10年の島の成長を支援することに重点を置き、プーケットの特性を活かしたコンセプトで開発する。
プーケットを訪れる観光客は購買力が高く、1日1人当たりの平均消費額は8355バーツ。プーケット市内はショッピングモール14件、大型スーパーマーケット19件、インターナショナルスクール15件、利便性の高い公共交通機関や道路、年間最大収容客数2000万人の空港、近々オープン予定のアンダマン国際空港があり、世界中から新たな投資や観光客が流入すると期待されている。
同社は2020年、国内初となる「サイアム・プレミアム・アウトレット・バンコク」をスワンナプーム空港の近くにオープン。高級ブランドや人気デザイナーのブランド、国内外のブランドなど約300以上を取り扱っている。2023年の収益は大幅に増加し、店舗稼働率は100%に達している。